サピエンス全史 上
こちらよみました
去年の一躍有名になった本ですね。著者はヘブライ大学の方。ただ、この日本語版はヘブライ語→英語→日本語の順で間に1つ挟まれてしまっていることが残念。
サピエンスの歴史を動かす重大な要因の多くは、
法律
貨幣
神々
国民
といった共同主観的なもの
であるという視点が本書の最大の特徴
本の中で人間が編み出した上記のイメージを神話と呼んでいて
”そしてこの神話は宗教という直接的な形だけではなく、様々な社会制度という形で現代社会にまで続いていく。著者によれば民主主義や共産主義といった政治形態や、身分制度、通貨を基軸とする金融制度など現代の社会を構成する制度の大半は、客観的な現象ではなく、人類が共有する主観的なものだという解釈は斬新だ。”
ともレビューで言われていますね。
やっぱり、ここになるかな。
みんなで虚構?を信じる力がホモサピエンスを発展させた。
一方で、農耕革命で穀物しか摂取できなくなったり、人口増で食料足りなくなったりと文明化の欠点も現れたけど、世代を重ねるごとに後戻りできなくなる。
望むか望まないかは別として
私たちがどういった社会に行きたいのか、一人一人がどのような人生を歩みたいのか
今の時代、最も問われています。
しかしながら、資本主義社会の限界、国際秩序の変化、人工知能の発展などあまりにも刺激的な時代に生まれて本当に良かったですね。